永久脱毛の定義
永久脱毛とは、永久に毛が生えてこなくなるという意味ではございません。
医療脱毛の永久脱毛における定義を遡ると従来は、米国電気脱毛協会の定義が使われていました。
これは「最終脱毛から1ヶ月後の毛の再生率が20%以下であればよい」とされていました。
これに対して、1998年ハーバード大学のグループが新たな永久脱毛の定義を考えて、永久減毛(permanent hair reduction)を提唱します。
これは、レーザー脱毛後に、身体の各部位における毛周期を超える期間において、終毛の数が著名に減少している状態が持続すること、と定義されていて、米国FDA(Food&Drug Administratiom・日本の厚生労働省に相当する政府機関)では、レーザー脱毛装置の認可はこの概念に基づいて行なわれているのです。医療機関で使われているレーザー脱毛機はFDAの「永久減毛」の認可を取得しており米国の公的機関にその効果が認められているのです。
つまり医療レーザー脱毛の永久脱毛とは永久減毛がレーザー脱毛の目標であって、「完全に無毛になり、死ぬまで永久に1本も毛が生えてこない」という事ではありません。
クリニックによる医療レーザー脱毛は『最終脱毛から1ヶ月後の毛の再生率が20%以下である脱毛法』『終毛の数が著名に減少している状態が持続することが永久脱毛である』
この2つの条件を満たせる脱毛法となります。
脱毛のペース、毛量、毛質、脱毛箇所等によって差が出ることがございます。セット回数での脱毛は、永久脱毛を保証するものではございません。
ただし、実際1クールで数年経っても一本も生えてこない患者様も多いのも事実です。
セット終了後、気になる箇所がございましたら、もう1クールまたは個別に1回ずつ脱毛することも可能です。
医療レーザー脱毛とは
人間の皮膚には、毛の再生するシステムが備わっています。そのため、何度抜いてもむだ毛は生えてきます。
永久的な脱毛効果を出すには、このシステムを破壊する他ありません。
医療レーザー脱毛は、黒い色(メラニン)に反応する波長のレーザーを使用します。毛根部分の黒色に反応させることで、毛を作る細胞を熱破壊するため、脱毛が可能です。
医療レーザー脱毛の脱毛機は出力が高く安定している為、正確に処理できるので周囲の皮膚組織にはほとんどダメージを与えず安全に脱毛することができることが特徴です。そのため、レーザー脱毛は「医療行為にあたる治療である」と法律で定められており、病院やクリニックといった医療機関でのみしか受けることはできません。
また、医療レーザー脱毛では、ムダ毛の毛周期に合わせた脱毛が効果的で、適正に行えばムダ毛は生えてこなくなります。
人間の皮膚には「毛周期」という毛を再生するシステムが備わっており、毛を何度抜いたとしてもムダ毛はまた生えてきます。
永久的な脱毛効果を出すには、このシステムを破壊する必要があるのですが、この「破壊する行為=脱毛行為」は、法律で定められた医療行為であり基本的に医師のいない医療機関以外でおこなわれることは禁止されております。
したがって、エステサロンで行っている脱毛行為は永久脱毛ではなく、一時的な脱毛処理という事になります。
この脱毛行為には様々な方法があり、実際はどこでどのような方法で脱毛したらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。医療レーザー脱毛は、黒い色(メラニン)に反応する波長のレーザーを使用する事で毛根部分の黒色に反応させます。毛を作る細胞を熱破壊する事で毛が成長をストップさせる為、ほぼ永久的な脱毛効果が期待できます。
医療レーザー脱毛の脱毛機は出力が高く安定している為、正確に処理できるので、周囲の皮膚組織にはほとんどダメージを与えず安全に脱毛することができることが特徴です。
1983年にレーザー脱毛が考案され、2000年頃にその原理が確率、最適な波長、最適な熱作用時間、最適な照射エネルギーが導かれ、その後いろいろな機種が広く世に出回りました。
現時点ではレーザー脱毛は、「治療効果」、「治療期間」、「痛み」、「安全性」どれをとっても格段に優れた方法です。
エステ・サロン脱毛との違い
エステやサロンは医療機関ではないため、医療行為を行うことはできません。
永久脱毛は医療行為に該当し、レーザーのみならず、エネルギーを使って行う脱毛は医師の領分と特定されており、東京都「生活文化局」におけるエステ脱毛の見解も「サロン用の脱毛機は高出力が出ないように安全装置を備え、医療用機器と識別出来るものにするべきだ」と示しています。平成13年に厚生労働省より「用いる機器が医療用であるか否かを問わず、レーザー光線又はその他の強力なエネルギーを有する光線を毛根部分に照射し、毛乳頭、皮脂腺開口部等を破壊する行為は、保健衛生上危害の生ずるおそれのある行為であり、医師免許を有しない者が業として行えば医師法第17条に違反する」と通達が出ました。
優良エステサロン脱毛(脱毛効果のあるエステサロン脱毛)は法律上、存在しません。エステサロンで使用するレーザー機器は電化製品とお考え下さい。
つまり医療免許を持たないエステシャンや一般の誰もが使用できる機器となります。
医療レーザー脱毛(美容外科・皮膚科) エステ・サロン脱毛 方法 FDA認可のレーザー脱毛 フラッシュ(光)脱毛、ニードル(針) 効果 威力が強く、一度の効果が高い 威力が弱く、一度の効果が低い 時間・回数 少ない回数でOK 何度も通院する必要がある 費用 通院回数が少ないため、費用が抑えられる 通院回数が多くなる為、高額となってしまう 安全性 FDA認可の医療機器で施術する 火傷などのトラブルの危険性もある 痛み 輪ゴムでパチンとはじかれたような痛みがある フラッシュの場合は、痛みは殆ど感じないが、少し熱いと感じる程度 アフターケア 医療機関のため、トラブル時にはすぐに適切な処置が可能 トラブルがあった場合、別の病院に行かなくてはならない 当院は日本医学脱毛学会認定レーザー脱毛士が脱毛施術者
さらに同じ医療機関での医療脱毛でも施術者によって脱毛結果が変わることがございます。大阪梅田中央クリニックは日本医学脱毛学会(医師・看護師)に所属しており、日本医学脱毛学会認定のレーザー脱毛士の資格を所持しております。
日本医学脱毛学会とは、日本で脱毛術を研究・発表している唯一の学術団体です。
脱毛に関する美容外科・形成外科・皮膚科等の医師及び看護師の知識水準・脱毛技術の向上を目的として設立された学会です。医療機関(クリニック)のみ所属できる学会で医療機関でないエステや脱毛サロンなど民間施設は所属できません。現在、脱毛のエステやサロンが数多くあり、大手エステ・サロンなどが低価格戦争のようになり、どれだけ安い料金で脱毛が出来るかを競いあっているのが現状です。インターネットや広告などを見ると『○○円で脱毛し放題』や『永久保証』など脱毛効果ではなく、低料金だけが脱毛のエステやサロン選びのポイントになってしまっているようです。
脱毛の効果が弱いため、エステやサロンの脱毛機では長期間(2~4年)かかるということです。
脱毛に通っているエステがいつの間にか無くなったというトラブルも少なくありません。また、エステ脱毛は、「エステティシャン」という肩書きを持つ無資格の人が行うものなので、やけどなどのトラブルが生じることも少なくないようです。国家資格を持った医師や看護師が専門的な脱毛施術を行う点から見ると、クリニックの医療レーザー脱毛の方が、より安全で確実だと言えます。